タクシー運転手の給料は実際いくら?元運転手が給与明細を公開!

タクシー運転手の給料って、実際どれくらいもらえるのか気になりますよね。

私もタクシー業界に入る前は、歩合給ということは知っていても、実際にどれくらい稼げるのかはよく分かっていませんでした。

そこで今回は、私が以前タクシー運転手として働いていた頃の実際の給与明細をもとに、給料や手取り額について紹介したいと思います。

今回紹介するのは2014年当時、東京都内のタクシー会社「グリーンキャブ」で勤務していた頃の記録です。

現在の給与体系や運賃、勤務条件とは異なる可能性がありますので、当時の一例として読んでいただければと思います。

タクシー運転手の給料はいくらだった?実際の給与明細を公開

まずは、当時の給与明細をご覧ください。

2014年当時のタクシー運転手の給与明細。月間売上約88万円、額面給与約52万円、手取り約41万円の実例

この月の勤務状況と給料をまとめると、次のようになります。

項目 当時の実績
勤務時期 2014年
出番数 12回
月間運収(売上) 約88万円
額面給与 約52万円
税金・社会保険料等の控除 約11万円
銀行振込額(手取り) 約41万円

つまり、この月は12回乗務して約88万円の売上を上げ、銀行に振り込まれた給料は約41万円だったということです。

もちろん、毎月必ずこれだけもらえていたという意味ではありません。

今回は、私が当時保管していた給与明細の一例です。

タクシー運転手の給料は歩合給が基本だった

タクシーの給料で特徴的なのが、売上によって給料が変わる「歩合給」です。

私が働いていた頃も、売上が給料に大きく影響する仕組みでした。

今回の給与明細では、1か月の運収が約88万円。

当時の記録によると、売上に対して60%以上が給与として支払われる仕組みでした。

ただし、給与明細を見ると、基本給や生産給、歩合給など複数の項目に分かれていました。

そのため、単純に「売上の60%がそのまま手取りになる」というわけではありません。

実際には、売上をもとに計算された額面給与から、税金や社会保険料などが引かれて銀行に振り込まれます。

額面52万円でも手取りは約41万円だった

給料を見るときに注意したいのが、額面と手取りの違いです。

この月の私の場合、額面給与は約52万円でしたが、銀行振込額は約41万円でした。

差額は約11万円です。

給与からは、主に次のようなものが差し引かれていました。

  • 健康保険料
  • 介護保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税
  • 住民税

当時は扶養家族がいなかったことなどもあり、控除額が大きいと感じていました。

額面で50万円を超えていても、実際に使えるお金はそれより少なくなるんですよね。

これからタクシー運転手を目指す方も、求人広告に書かれた給与額を見るときは、額面なのか手取りなのかを意識しておくとよいと思います。

12回の乗務で88万円の売上だった

もう一つ、今回の給与明細で注目していただきたいのが、出番数です。

この月の出番数は12回でした。

タクシーには、1回の勤務で長時間乗務し、その翌日を明け番とする「隔日勤務」という働き方があります。

当時の私は、この隔日勤務で働いていました。

12回の乗務で月間売上が約88万円だったので、単純計算すると1乗務あたりの売上は約7万3,000円になります。

ただし、これは月間売上を12で割った平均値です。毎回同じ売上だったわけではありません。

隔日勤務の1週間のスケジュールや、出庫から帰庫までの仕事の流れについては、別の記事で詳しく紹介する予定です。

タクシー運転手にボーナスはあった?

タクシー運転手にもボーナスがあるのか、気になる方もいると思います。

私が勤務していた当時のグリーンキャブでは、4月・8月・12月の年3回、賞与の支給がありました。

タクシー運転手として勤務していた当時の賞与明細。ボーナスの支給額や控除額を紹介する資料

ただし、一般的な会社のボーナスのように、月給とは別に大きな金額が上乗せされるというイメージとは少し違いました。

私が働いていた頃は、月々の給与の一部を賞与として支給する仕組みだったと記録しています。

私の記録では、1回の賞与について額面約35万円に対し、実際の銀行振込額は約4万5,000円でした。

この数字だけを見ると驚くかもしれませんが、賞与の計算や控除の仕組みが関係していたようです。

当時の私は、年3回の賞与について、手取りで合計12万〜15万円程度という感覚で受け止めていました。

なお、これは当時の私の勤務先における記録であり、現在のタクシー会社全般に共通する制度ではありません。

給料の振込日は毎月28日だった

当時のグリーンキャブでは、給料の振込日は毎月28日でした。

28日が土日祝日の場合は、前営業日に振り込まれる仕組みだったと記録しています。

家賃や公共料金などの支払いを25日に設定していると、給料日まで数日空いてしまいます。

そのため、生活費の引き落とし日と給料日の関係には注意が必要だと感じていました。

給料がいくらなのかだけでなく、いつ振り込まれるのかも、実際に働くうえでは大事なポイントですね。

タクシー運転手は本当に稼げるのか?

私自身の記録を見る限り、売上を上げられた月には、まとまった給料を受け取ることができました。

ただ、だからといって誰でも同じ金額を稼げるとは限りません。

売上は、勤務する地域や時間帯、営業方法、経験などによって変わります。

また、歩合給の計算方法も会社によって違うため、同じ売上でも給料が同じになるとは限りません。

これからタクシー業界に入ろうと考えている方は、求人票の給与例だけでなく、歩合率や控除、賞与の仕組みまで確認しておくとよいと思います。

年収に関してのデーターは下記の記事でも紹介しています。

【関連記事】:「タクシー運転手の年収は600万円?3年分の源泉徴収票を公開!」

まとめ|実際の給与明細を見て感じたこと

今回は、私がタクシー運転手として働いていた2014年当時の給与明細を紹介しました。

この月は12回乗務して、月間売上が約88万円。額面給与は約52万円で、銀行振込額は約41万円でした。

タクシー運転手の給料は、単純な月給制とは違って、売上や歩合給の仕組みが大きく関係してきます。

私も実際に働いてみて、売上と給料の関係や、額面と手取りの違いを意識するようになりました。

この記事が、これからタクシー運転手を目指す方や、実際の給料が気になっている方の参考になればうれしいです。

※この記事は2014年頃の勤務経験と当時の記録に基づく体験談です。現在の給与制度・労働条件を示すものではありません。また、当サイトは勤務先企業の公式サイトではありません。

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